BEAUTY SKIN CARE COLUMN 美容家のスキンケアコラム

美容ジャーナリスト 倉田真由美さん 編

Vol.3

大人の肌は、わがままだけど素直。だからこそ、正しいお手入れがモノをいいます

お肌の“何となく不調”を見逃さないで!

シミが増えた、とか、ハリが失われてきた、といった悩みだけがエイジングのサインではありません。「肌がごわごわしてファンデーションがきれいに乗らない」「お手入れをしているのに、手応えが感じられない」といった、いうなれば“肌の不定愁訴”もまた大人の女性特有のもの。私の周囲でも「肌は丈夫な方だったのに、うまれて初めて肌あれを経験した」「何をつけても乾燥が治まらない」といった声をよく耳にします。40代から50代にかけ、体調が変わり目を迎えるのと呼応するように、肌も“以前と同じ”ではなくなってきます。女性ホルモンのバランスの変化が一因と考えられますが、それによって乾燥した空気や紫外線といった外的環境に対する抵抗力が落ち、ちょっとした刺激に対しても過敏になってしまうのです。
 肌が乾燥しあれた状態は、表面に小さな穴が空いているようなもの。紫外線などのダメージが、より内部にまで入り込みやすくなりエイジングが加速してしまう、という悪循環に陥ることも。お肌の“何となく不調”を甘く見てはいけないのです。

そのお手入れは過保護? それとも必要なもの?

できるだけ自然のままがいい。肌を過保護にしたくないーー。そうおっしゃる方がたくさんいます。けれど、40歳を過ぎた肌は、たとえそうは見えなくても、どこかにほころびがある、そう考えてもいいのではないでしょうか?  なぜなら、風邪やキズが治りにくくなったり、疲れやすくなるのと同様、肌そのものの体力が低下していると感じるからです。もともと肌が弱かった私ですが、40代後半からは、その傾向がさらに顕著になってました。ちょっと保湿ケアを怠ったり、無防備に紫外線や強い風に当たると、赤みや発疹が現れ、ガサガサになってしまいます。また、体調を崩したり睡眠不足になると、すぐさま肌あれに直結。明らかに肌が以前より脆弱になってきたのに、若いときと同じお手入れでは足りないはず。大人には大人の肌に似つかわしいスキンケアがある、と私は思います。

“肌”を大切にすることは人生を大切にすること

たとえば庭木や森の木々を思い起こしてください。自然の植物たちも、決してただ生えたままになっているわけではありません。下草や小枝を刈ったり気候に合わせて菰を巻くなど、健やかに育つよう、何かしらのサポートをしています。毎日のスキンケアは、それと同じ。年齢とともに低下して足りなくなった肌を助け、補うことで初めていい状態に保たれるもの。何もしないままでは、健やかな状態を保つことはできないといってもいいかもしれません。
 これは私自身の実感ですが、加齢により脆弱になった分、肌を気遣って、ていねいにお手入れをすると、その“結果”が現れやすくなりました。つまり、肌がより素直になったということ。外的環境に対して敏感であるということは、感受性が高くなったということでもあり、スキンケアの恩恵を余すことなく受け止めることができるようになったということ。これって素敵なことですよね。
 私たちはつい、誰かと会うから、どこかに出かけるから“特別な日”だと思ってしまいます。けれど、今日という日、一日一日が、もう二度と来ない“特別な日”。そのことをかみしめ、毎日を大切に、かけがえのない人生を共にする“自分だけの肌”を大切にしましょう。

PROFILE

美容ジャーナリスト 倉田真由美さん

30年以上のキャリアを持つ美容ジャーナリストの草分け的存在。
女性誌の美容ページや新聞、PR誌などで執筆する他、
美容をテーマにしたトークショーを行うなど、幅広い分野で活躍中。

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