BEAUTY SKIN CARE COLUMN 美容家のスキンケアコラム

美容ジャーナリスト 宇野ナミコさん 編

Vol.3

ニオイは“印象”を左右するもの。
目に見えないぶん、
大人の配慮を

自分では気づきにくい ひょっとしたら私も…?

日差しの強さを感じる残暑は、まだまだ汗ばむことが多い季節。ちょっぴり気になるのが〝ニオイ〟の問題です。実は何年か前、夫のワイシャツを洗濯していて「あれっ?」と感じたことがありました。「いよいよ〝オジサン臭〟が始まったのかもよ?」と、冗談めかして伝えると、「君だって汗をかいたあと、ツンとにおうことがあるじゃない」と、大まじめに返され、「そうだったの!?」と、軽くショックを受けた記憶があります。

そう、ニオイは目に見えないぶん、自分では気づきにくいお悩みです。日本人はもともと欧米人に比べ、独特のニオイを発するアポクリン汗腺が少なく、体臭も少ないと言われていました。ところが近年、欧米型の油脂が多い食生活への変化や、オフィスや住環境にクリーンな生活スタイルが定着し、ニオイを気にする人が増えているそう。〝スメハラ〟なんて言葉が誕生したのも、この影響かもしれません。

常在菌や皮脂など、ニオイの原因はさまざま

ニオイには、さまざまな原因が関係しています。まず、この時期気になるのが〝汗〟の存在。汗自体は無臭ですが、汗の中に細菌が繁殖すると、ニオイの原因となる物質を放出し、独特のツンとするニオイが発生します。

体にはもともと細菌や真菌(カビの一種)など複数の常在菌が存在し、湿った環境下で繁殖したり、汗や皮脂をエサにして、ニオイを生み出します。脇やデリケートゾーンのニオイは、この皮膚常在菌が関係しているそう。また〝加齢臭〟と呼ばれるニオイには、皮脂の酸化が関係しています。個人差はあれど、人の体の仕組み上、ニオイが発生するのはある程度仕方のないことなのです。そんなニオイの対策には、これらの〝常在菌に対するケア〟と、〝汗や皮脂を洗い流し、体を清潔に保つこと〟の両方が必要です。

ニオイケアは、印象やコミュニケーションのカギ

これからの季節は、汗をかいたらこまめに拭き取りを。そして1日の終わりにはボディを洗浄し、清潔に保ってあげましょう。ニオイへの関心が高まったおかげで、近年は殺菌効果にすぐれたボディウォッシュが充実しています。細菌や真菌に対応する成分が配合されており、味方につけると頼もしい存在かもしれません。

なぜなら、ニオイは前述の通り、〝目に見えない〟もの。そのぶん、人の〝雰囲気〟や〝印象〟を表現する存在でもあると思います。たとえば上品なフレグランスをまとった女性に好印象を抱いたり、爽やかな香りの室内を居心地良く感じた経験のある方、きっと少なくないはず。そういう意味で、ニオイは人と人がコミュニケーションをとるうえでも、重要なカギを握っています。汗をかく時期は特に、大人の配慮として〝ニオイへの心配り〟をぜひ。

PROFILE

美容ジャーナリスト 宇野ナミコさん

日本大学芸術学部卒。女性誌の美容班アシスタントを経て独立。
ライター歴23年。女性誌やWEB、広告媒体で美容記事を執筆中。
スキンケアを中心に、ヘアケア、メイクアップ、美容医療からオーガニックまで
幅広い分野を担当し、丁寧な取材を元にした分かりやすい文章に定評がある。

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