新生活を楽しく、明るくするために笑顔は欠かせません。笑顔が美しい女性はとっても魅力的！しかも、4月は新しい出会いの多いとき。初めて会う人に好印象を与えたいですよね。

ある調査によると、「感じが良い人」の第一印象の特徴について、第1位は「笑顔」35.3%、第2位は「挨拶をする」24.3%、第3位が「丁寧に接する」5.1%という結果が出たそうです。平均的な魅力の女性が「笑顔」の場合、男性から5倍声をかけられやすいというデータもあるとか。

「笑顔」が人に好印象を与える理由には、「ものまね細胞」と呼ばれる“ミラーニューロン”が影響しています。目の前の人があくびをするとあくびが出る。居眠りをしていたら、眠くなる…。笑顔も同じこと。あなたが笑えば、周りの人も笑顔になる。笑顔は伝染するのです。

笑顔には自分の印象を良くするだけでなく、カラダや心を元気にする力もあります。この「笑顔の力」を研究されているのが、スマイルサイエンス学会理事で笑顔研究家の菅原 徹博士です。今回は、菅原先生に「きれいになる笑顔」について教えていただきました。

信州大学大学院工学系研究科生物機能工学専攻修了。博士(工学)。早稲田大学人間科学学術院助手、人間総合科学大学助教を経て、現在は笑顔学の専門家として「笑顔の仕組みと創出に関する研究」に従事。東洋大学で心理情報系講義を担当。笑顔の伝道師としてテレビや雑誌などで注目を集め、講演家としても活躍中。
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すっぴん笑顔VSメイクで真顔
どちらが魅力的？

「笑顔は女の子にとって最高のお化粧」

そう言ったのは笑顔が魅力的な女優、ジェーン・バーキンです。彼女のポートレートの多くは、大きく口を広げた笑顔の写真。それも、ほぼすっぴんです。

真顔、微笑、笑顔の3パターンにゴージャスやかわいいなど数パターンのデジタルメイクを施し、男女37名を対象に印象評価をして魅力度と華麗度を測りました。
下のグラフをご覧ください。ノーメイクのパターンだけを見ると、ノーメイク×真顔とノーメイク×微笑では魅力度に大きな差がでていますよね。ちょっと口元が上がるだけで、魅力度は大きく上がるのです。

しかも、ゴージャスメイク×真顔は華やかさはあるものの、魅力度では ノーメイク×笑顔に劣っています。

笑顔は未来の幸せにつながり、
エイジレス効果もある!

年齢を重ねていくとメイクや洋服で着飾ることよりも、自然体で自分らしい生き方をしている人に憧れる。彼女たちに共通しているのは、笑顔が素敵なこと。まずは鏡の前で「笑顔」をつくってみましょう。鏡の前で「笑顔」をつくるだけで、気持ちが明るく前向きになれます。

フランスの哲学者・アランは「人間は楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しいのだ」と言っています。笑うと表情筋が動きます。表情筋と脳はつながっていますので、表情筋を動かすことで脳に好影響を与え、気持ちが前向きになる。この現象を「顔面フィードバック」といいます。

この時、作り笑いでも効果はありますが、本物に近い笑顔を作れば作るほど、私たちの脳はだまされて「気持ちがいい」「うれしい」と感じます。

口角を上げ目元にシワができる笑顔が「デュシェンヌ・スマイル(本物の笑顔)」、口角を上げるだけの笑顔を「ノンデュシェンヌ・スマイル(作り笑い)」といいます。「デュシェンヌ・スマイル」はその形をつくるだけで、ポジティブな気持ちになり、健康・精神面でも効果があるといわれています。米カリフォルニア大学の研究実験によると1958年と1960年の高校の卒業写真で「デュシェンヌ・スマイル」ができていた人は、30年後、長生きで幸福度や満足度が高い傾向にあるという結果も出ているんです。

「若い」といえば赤ちゃんの顔。私たちが笑顔になると、頬が上がって黒目がちになり、目と口の間が近くなります。そして鼻が横に開き、縦横比が約1：1になってちょっと丸い鼻になります。笑うと赤ちゃんの顔の特徴に近づくため、笑顔になるだけで若く見えるんです。

その反面、顔の知覚は縦長になると「老けた」印象になるといわれています。不快な時にできる眉間のシワは縦ジワですが、笑ったとき目尻にできるのは横ジワです。「シワが出るから笑いたくない」「顔を崩したくない」という人がいるかもしれません。でも笑ったときの横ジワはマイナスイメージより、「かわいい」や「親しみやすい」といったプラスイメージにつながり、表情筋を使うことでリフトアップの効果もあるのです。

まずデュシェンヌ・スマイルは魅力的な形であるということがいえます。そして、「デュシェンヌ・スマイルには形の法則がある」という前提に基づき研究を進めたところ、黄金比があることがわかりました。

黄金比は人が最も美しいと感じる比率です。その比率は1：1.618で名刺のサイズに近く、笑顔を黄金比率に当てはめると、だれでも魅力的な笑顔がつくれるようになります。

笑顔美人は1日にしてならず！
顔のむくみも解消できる「ウンパニ体操」

笑顔を魅力的にするメイク法

メイクをするときは、真顔で鏡に向かっていることがほとんどです。人と接するときは笑顔の時間が長くなりますので、笑顔が映えるメイクが必要。「デュシェンヌ・スマイル」の場合、頬が盛り上がり目が細くなりますのでそれを意識したメイクがおすすめです。

ストレスを抱えて眠れない夜。
そんなときは寝る前に、鏡の前で笑ってみてください。
心から笑えないなら、笑顔の形をつくるだけで大丈夫。
「笑えば幸せ」になれるのですから。

ビタミンCがたっぷり! 紫外線対策に

ブロッコリー粥

ブロッコリーの栄養素が丸ごととれるお粥です。
ブロッコリースプラウトの成分、
スルフォラファンがメラニンの生成を抑制。
ブロッコリーとスプラウトの両方に含まれる
ビタミンＣで紫外線対策が期待できます。

［材料］ - 2人分 -

ブロッコリー ・・・・・ 半株(150〜180g程)
ごはん ・・・・・ 200g
(Ａ)水 ・・・・・ 400ml
(Ａ)白だし ・・・・・ 大さじ1/2
(Ａ)ごま油 ・・・・・小さじ1
ブロッコリースプラウト 適量(根を取り除いたもの)

［作り方］

1.ブロッコリーは洗い、半分はみじん切り、半分は粗く切る。ごはんはサッと洗ってザルにあげ、水気をきる。
2.鍋にＡ、みじん切りのブロッコリーを入れ火にかける。
沸騰したら弱火にし、ごはんを入れて蓋をし、5分煮る。
3.２に残りの粗く切ったブロッコリーを入れて混ぜ、蓋をせずに弱火で３分程煮る。白だし（分量外）又は塩（分量外）で味を調える。　器に盛り、ブロッコリースプラウトをのせる。

紫外線は肌トラブルの原因の一因となる、
美しいお肌づくりの天敵と思われがち。
でも、良い要素もあります。

加齢によって不足するビタミンDを
生成する

カルシウムの吸収や骨の成形を助けてくれる役割を持つビタミンDですが、 ホルモンや免疫のバランスを調整する役割ももっています。

免疫バランスが崩れてしまうと、風邪やインフルエンザといった感染症のリスクを高めるだけでなく、アレルギーの発症や肌あれ等、様々なトラブルを引き起こしてしまう要因になることも。

紫外線B波はビタミンDを作り出す作用があり、日光を皮膚に吸収して生成します。ビタミンDは加齢によって減少しますので、適度な日光浴でビタミンDの生成を促しましょう。

目覚めに太陽の光を浴びて
「幸せホルモン」をつくる

朝目覚めた時に、日光を浴びると幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の分泌を高めます。セロトニンはストレス解消や不眠解消につながるホルモンですから、お肌の調子とも深くかかわってきます。

太陽の陽を浴びるときは、
UVケアも忘れずに

カラダやお肌によいからといって、長時間、素肌のままで紫外線を浴びると日焼けをしてしまいます。
日光浴をするときはＵＶケアをしておきましょう。

日常の紫外線を防ぎながら、日やけによる、肌あれ、シミ・そばかすを防ぎます。
白浮きしにくく、しっとりと肌になじみます。