看護・介護のスキンケア
高齢の方のデリケートな皮膚を健やかな状態に保つための
スキンケアの3原則「洗浄」「保湿」「保護」
乾燥してきめが粗くなった皮膚は、外部からの刺激に弱く、湿疹・かゆみなどがおこりやすくなっています。そのため、皮膚からの刺激物・異物・感染源などを取り除く洗浄と、角質層の水分を保持する保湿と、尿や便が直接皮膚につかないように保護する、予防的スキンケアが必要です。
おむつの中は浸軟し、バリア機能が低下しやすい状況です
おむつの中の皮膚は、尿や便といった排泄物のアルカリ性の刺激にさらされています。また、より蒸れて高温多湿となり、皮膚が浸軟しやすい環境になると、菌が増殖しやすくなります。清潔にした後は、撥水性のクリームを塗り、尿や便を直接皮膚に触れさせないようにし、刺激や水分から皮膚を守ることが大切です。